当研究会は理学療法戦略の変遷に対応するための研究活動をしております。
理学療法戦略の変遷は、例えば、関節機能障害から運動機能障害症候群、運動の3要素(関節系、筋・筋膜系、神経系)から
統合的4モデル(関節系、筋・筋膜系、神経系に情動・認知系の要素が加わっている)、
経験的治療から臨床推論的治療、科学的根拠(データ重視)に基づいた治療からNarrativeな治療(『人』としての理解)、
さらには健康ブームに象徴されるように表在筋重視から深部筋重視、また、受身的治療から自己予防的治療への認識の高まりは治療者・患者様ともに変化をとげています。
当研究会はこのような背景から神経系(中枢・脊髄系)、筋・筋膜系・関節系、情動・認知系、 内蔵系のそれぞれの関連性を臨床推論(クリニカルリーズニング)し、統合的な治療アプローチの技術習得を目的とした セラピストのための研究会活動を目指しているものです。
代表:馬場病院 リハビリテーションセンター 理学療法士 小牧順道